オミクロン株の登場から各国市場の株価が一時冴えませんでした。先週は下落を続けていましたね。オミクロン株によって株価が下落した理由は「既存のワクチンの効果が低下する」懸念が強いためのようです。ただ一方で重症化リスクは低減すると見込まれていることからワクチンの効果そのものが完全になくなる、ということが決まったわけではなさそうです。まだ研究・検証が始まったばかりなのでわからないことが多いです。
ただポジティブなニュースもあります。ファイザーのCEOは新しいワクチンが 100 日程度でできる可能性があるとの発言があります。また治療薬の効果についても低下するとは決まっていません。死者も発生していないようで今週はポジティブな側面を見直され反発しました。
一連の動きから学べることは、市場は不確実性を嫌がって市場から退避したがるということだと思います。アメリカでは金融緩和縮小の流れも出てきていますので、タイミングが重なったこともあり比較的大きな下落を招いたのではと考えています。
個人的には今開発・販売されているワクチンや治療薬がオミクロン株に対して全く効果なし、ということにはならないと思いますので、今回の下落はパンデミックが始まった当初のような大きな下落(リセッション)はないとみています。でも金融緩和縮小の影響もありますので、調整程度の影響は出るかもしれないですね。ちなみにリセッションと調整の違いは以下で紹介していますが、リセッションは -20%以上の株価下落、調整は -10% 程度の株価下落を指します。

ちなみに日経平均、TOPIX、NYダウ、S&P500、Nasdaq の間近高値から間近底値の下落率はそれぞれ -9.5%、-9.1%、-7%、-4.1%、-7.2% となります。日本株は調整の目安の -10% 付近まで来ましたが、米国株はまだ -10% も下落していないので下落率としてはそれほどのレベルではないですね。ただ日本株は少し買い増ししようかと考え中です。今回の下落で恐怖感を抱いている方がいましたら、リスクを取りすぎていないか一度自身のポートフォリオを見直された方がよいと思います。リセッションの時はもっと悲惨です。
それでは、また。
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