今回は私の保有株、情報企画について21年9月期決算も発表されたので、情報をアップデートしてみました。約5年ほどの付き合いとなる銘柄です。
事業内容
情報企画はシステム事業部門と不動産賃貸事業を行っている会社で、メインはシステム事業部門となります。システム事業の中にさらにシステムインテグレーション部門とシステムサポート部門があります。システムインテグレーション部門では金融機関を対象に総務・経理・営業店窓口等の業務支援ソフトの企画・開発・販売とカスタマイズ開発を営んでいます。主要なシステムとして「担保不動産評価管理システム」があり、そのほかにも「財務分析・企業評価支援システム」「融資稟議支援システム」を有しています。全国に600以上る金融機関のうち、300以上と取引があり業界ではトップクラスの存在です。四季報によれば事業会社向けへの進出意欲も高いとのことで、該当分野にはさらなる成長を期待しています。システムサポート部門はシステムの保守管理・データ入力代行を行っており、ストックビジネス的な側面があります。
業績
過去の売上や営業利益をマネックス銘柄スカウターをもとに調べました。

売上、営業利益ともにきれいな右肩上がりで、2012年から2021年にかけて売り上げはほぼ倍、営業利益は4~5倍となっています。この間の売上成長率は平均8%、営業利益成長率は20%にも及びます。22年9月期の予想が過去の実績と比べると物足りなさを覚えますが、これまでの実績は文句なしですね。
次に事業別の売上、営業利益です。

両事業とも順調に伸びてきています。利益率も高く、高収益企業ですね。次に情報企画のIR資料からシステム事業の中のシステムインテグレーション部門とシステムサポート部門の売上推移を引っ張ってきました。

この5年間、両部門とも順調に成長しています。20年9期、21年9期ともにコロナ禍の中でも増収増益を果たしています。ということで引き続きの成長を期待しています。
株主還元
次に過去のEPS、配当、配当性向です。

EPS、配当ともに右肩上がりの成長を続けています。7年続けて増配を続けていますが、それでも配当性向はここ数年30%台で安定しており、利益成長と配当の成長を両立している理想的な状況となっています。まだ配当性向は30%台前半ですから、余裕もあるので減配リスクも少ないとみています。その他に株主優待も設定しており、9月の決算期に株主ですと500円分の図書カードがもらえます。さらに400株以上を1年以上継続して保有していた場合は、5000円相当のカタログギフトとなります。
投資指標
最後に過去5年の予想PER、実績PBR、会社予想配当利回りの推移です(21/11/5 現在)
予想PER (倍) | 実績PBR (倍) | 配当利回り (%) | |
最大値 | 15.50 | 3.02 | 4.30 |
平均値 | 12.00 | 2.09 | 3.02 |
最小値 | 8.30 | 1.53 | 2.17 |
以上、情報企画についてまとめてみました。近年の成長は素晴らしいものがあり、今後金融機関はさらにAI化が進むことも予想されるので、引き続きの成長が見込まれるとみています。現在予想 PER も10倍台(21/11/5 終値ベース) と割高感はありません。配当利回りベースでは平均並みです。そのため大きく下がることはないと思いますので、私としては引き続き保有していきたいと思っています。
それでは、また。
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