今回はダイキアクシスについてまとめていきたいと思います。水ビジネスや海外展開を期待して購入した銘柄ですが、最近の様子はどうでしょう。
事業内容
環境機器メーカーで、環境関連機器、住宅関連機器、再生エネルギー関連事業、およびその他の滋養を有しています。環境関連機器事業は合成樹脂製浄化槽をはじめとする各種水処理設備（生活排水処理・産業排水処理・家庭用小型浄化槽）の製造・施工・販売・維持管理や地下水の飲料化などの上水事業、使用した上水を再利用する中水システムが含まれています。機器の販売だけでなく、その維持管理にもかかわっているのが特徴です。また海外事業も展開しており、アフリカやアジア地域で中小規模の排水処理事業を展開しています。海外事業は今後も注力事業ととらえており、現在の中期経営計画では 2021年には売上高を2018年の約3倍とすることを目指しています。住宅関連機器は衛生陶器・洗面関連の販売、施工工事に携わっており、住宅機器関連商材は主にTOTOから仕入ているとのこと。再生可能エネルギー関連事業については、太陽光発電の売電事業とバイオディーゼル燃料事業があります。その他の事業には「クリクラ」に代表される飲料水販売事業や土木事業が含まれます。
業績
2011年12月期からの売上、営業利益のデータです。
長い目で見ると右肩上がりですが、ここ数年は伸び悩んでいる印象です。次にセグメント別の売上、当期利益です。
関東機器関連と住宅機器関連がメインのセグメントとなります。環境機器関連の方が利益率も高く、海外事業も含むので今後の成長のカギは子のセグメントが握っていそうです。
次に中期経営計画です。
環境機器関連については海外事業を伸ばすことで増収を目指しています。あとは再エネ、その他の事業を大きく新調させる見込みです。2020年12月期は計画通りに進捗しているかを知る重要なタイミングでしたが、コロナ禍の影響で見通しが不透明ですね。2021年12月期の予算次第では同社に対する投資方針を変更するかもしれません。
株主還元
EPS、配当、配当性向の推移です。
概ね30%台で推移しています。2015年に業績が悪化した時も配当を維持ししている姿勢は好感が持てますね。2020年12月期も減益が予想されていますが、配当はどうでしょうか。
またダイキアクシスは株主優待を設定しており、12月の権利確定日に100株以上を保有していると 1000円のクオカードがもらえます。
投資指標
最後にここ3年のPER、PBR、配当利回りのレンジです。
今期は大幅な減益を見込んでいるのですが、来期どこまで挽回できるでしょうか。意外とコロナの影響を受けている印象です。
水インフラは以前紹介したメタウォーター同様、成長が見込めると判断し投資を行いました。ただダイキアクシスについてはここ数年苦しんでいる印象です。2021年12月期の予算をフォローしていきたいと思います。
それでは、また。
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