今回は米国株のシスコシステムズについてです。記事執筆開始現在 (20/11/5) では株価が下落傾向の同社について勉強していきたいと思います。(と思ったら20/11/14に急反発しましたね。出遅れ銘柄として物色されたのかもしれません)
事業内容
CSCOはネットワーク・ソリューション関連のハードウェアやソフトウェアを提供する会社です。インフラストラクチャー・プラットフォーム(スイッチ、ルーター、データセンター、IoT関連などの製品)、セキュリティー(ファイアウォール、ソフトウェア定義型ネットワーク(SDN)製品)、サービス(テクニカルサポート、アドバンスドサービス)などの事業から構成されています。今後はソフトウェアとサービス主体の企業となり、サブスクリプション収益を増やすことを目指しています。サブスクリプション収益を増やす流れはアップルやマイクロソフトなど他の企業でも広がってますので、時代の流れに沿った戦略かと思います。
業績
近年の売上、営業利益の推移は下記のとおりです。

売上は近年横ばい気味ですが、営業利益は右肩上がりとなっています。

セグメントの見直しがあった18年にあったようで、17年以前のデータは18年以降と異なるセグメントでした。そのためセグメント別の売上は18年以降のデータとなります。インフラストラクチャーが主な事業です。今後サブスクリプション事業を伸ばしていくという会社方針を達成するためには、サービス、アプリケーション、セキュリティー事業が伸びていくかがカギかと思います。20年7期まではセキュリティー部門は15%前後の成長をしていますが、アプリケーション事業はやや波があり、サービス事業は 2~3% 程度の伸びです。継続観察が必要と思います。
株主還元

EPSは8年で 1.74倍、配当は5倍となっています。そのため配当性向は上昇傾向で近年は50%前後です。今後はEPSの成長なくして、配当の大きな成長はないかと思います。サブスクリプション事業の成長がカギですね。配当利回りの観点からは過去5年は2.4~4%の範囲で推移しているので、20/11/14 現在の株価であれば割安な水準と見えますが、どうでしょうか。
それでは、また。
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