今回は Google の親会社であるアルファベットについてです。先日発表した決算では良好な数字となっているため、それを受け株価も上昇しました。最新の決算の内容を振り返りつつ、今回はアルファベットについてみていきたいと思います。
事業内容
アルファベットは Google の持ち株会社です。。売上高ではグーグル部門 (Google Services)がメインです。今回の決算の特徴ではこれまで Google Services の一部であった Google Cloud についても別途報告するようになったことですね。Google Services には広告収入や Google Play のアプリなど、YouTube、ChromebooksやPixelスマートフォンなどのハードウェア、Google Home などのスマートホーム製品の販売が含まれています。ただほとんどは広告収入によるもののようです。Other Bets 部門では、ライフサイエンス事業Verily、高速インターネット回線Google Fiber、自動運転車Waymoなど、ムーンショットと呼ばれている新規事業に投資しています。
業績
それでは Alphabet の売上、営業利益の推移です。

今回初めてこのようにまとめてみましたが、すごい企業ということを改めて認識しました。毎年増収増益を続けているだけでなく、その増え方もこの企業規模にもかかわらず凄まじいです。もっと早くに知っておけばよかったですね。
次に事業別の売上、営業利益です。

ほぼ Google Services に売上も営業利益も集中しています。Google Cloud が今回公表されましたが、売上大きいですが赤字だったのですね。金額も 56億ドルですから結構な額ですが、それでも問題ない他部門の事業があるってすごいですね。新規の挑戦事業 Other Bets も赤字額は巨額ですし。企業体力がすごいですね。
株主還元
次に EPS、配当、配当性向の推移です。

配当は無配の典型的な成長株です。まあこれだけ成長を続けていれば、配当なくてもよいですね。新しい事業に投資をして、さらに成長をしていってほしいです。
投資指標
最後に実績に基づく PER、PBR、配当利回りの推移です。過去約 2 年分です。
実績PER (倍) | 実績PBR (倍) | 配当利回り (%) | |
最大値 | 35.00 | 5.80 | 0.00 |
平均値 | 29.50 | 4.70 | 0.00 |
最小値 | 23.50 | 3.90 | 0.00 |
こういう企業は予想 PER で判断するのでしょうね。現在は実績 PER に基づくと過去の水準からは平均値よりやや高めです。
とりあえず私としては引き続き保有を継続します。もう少し保有したい企業ですが、下がってくることはあるのかな?
それでは、また。
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