日経平均株価が約 30 年ぶりの高値を付けたとニュースになっていましたね。週明けのアメリカ市場もまずは上昇でスタートしました。Twitter上でも資産が過去最高になったとか、、利益がいくら出たとか、ポジティブな発言が多くなってきているように見えます。市場が好調なことや、投資家の雰囲気が良好なことは悪いことではないですが、一方でこういう時こそ市場の調整やバブルについても意識をしていった方がよいように思います。
市場の過熱感
現在の日経平均225 の予想 PER はデータソースによりますが 25～27倍程度のようです。結構高いですね。株価は景気に先行するというときもありますが、現状は来期ではなくさらに先の業績回復を見込んでいるような数字となります。昔の日本のバブルほどの過熱感はないですが、ここしばらくはなかなか20倍を超えることがなかった点から、今の水準は違和感を感じないといえばうそになります。こういう時にこそ自分の資産配分を再度確認して、リスクを取りすぎていないか、今一度確認をした方がよい気がします。
ブラックスワン
ブラックスワンという言葉をご存じでしょうか？そのまま日本語にすると黒い白鳥ですが、市場では全く予想していなかったことが起こり、株価に影響を与えることです。最近では新型コロナがいい例ですね。誰も新型コロナによってこんなに影響を受けるとは思っていませんでした。コロナの直前まで市場は割と好調でしたからね。ただコロナショックで退場された方はいらっしゃると思います。東日本大震災などもブラックスワンですね。時として予期せぬ何かが起こる可能性があり、その際に生じる暴落に自身のアセットアロケーションが耐えられるかどうか。実体経済と株価が乖離している今だからこそ、確認してみてはと思います。あくまでリバランスで自身の運用リスクを調整するということです。市場は今後さらに上昇するかもしれないし、調整するかもしれない。それがわからないのでリスク資産は一部置いておいた方がよいです。ということで私も自身のアセットアロケーションのリバランスに取り組もうかと思っています。
以上、チキンハートな投資家からの最近の雑感でした。
それでは、また。
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