オリックスの株主優待廃止から優待廃止リスクを考える

投資の考え方

 オリックスが株主優待の廃止を発表しました。ただし直ちに、ということではなく 2024年3月31日現在の株主までは優待を継続するようです。オリックスの株主優待は個人投資家から人気があるため、このニュースは結構な衝撃です。ただその影響を緩和するために優待廃止までの期間を長くとったという風に見ています。これまで他の企業が優待を廃止する際はこういう時限的な措置はあまり見なかった気がするので、良心的な方だとは思います。当初オリックスが「ふるさと優待」を導入した際は、その理由として「個人投資家へのすそ野を広げたい」、「リーマンショック時に投機的な売買で大きく売られたので、長期投資家を呼び込みたい」とコメントしていた記憶がありましたが、こちらは達成できたということなのかもしれません。

 個人的にはオリックスは優待だけでなく、配当、今後の成長を期待して保有していますので、優待廃止による売却は考えていません。むしろ大きく下がるなら買い増しも考えたいと思っています。結局のところ株の価値はその企業が今後成長するかどうかが重要だと思いますので。優良企業であれば一時的な悪いニュースはむしろ買いのチャンスと思っています。ただ優待目的のみで保有していると保有継続はつらいですね。最近株主優待は廃止のニュースが目立ってきているように感じるので、優待目的で保有している株については今一度整理してみようかとは思いました。

 I cross my fingers for you!

 それでは、また。

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