新興国では自国通貨よりドルの方が信用があるということで、ドルでの支払いが喜ばれるケースもあるそうです。信用力の低い通貨ですと、日々値動きが大きく価値が大きく変わるからなのでしょうね。さて日本および円に目を向けると、少なくとも以前は円に十分な信用力があるように思いました。有事の円、などと言って経済や政治で悪いイベントが起こると円が買われて円高になっていましたからね。でも最近はそのようなことはなくなってしまいました。日銀が金融緩和によって円を大量に供給しているため、円の価値が下がってきたり、政府も国債を大量は発行して財政健全化からは程遠い路線となっていたり、少子高齢化で日本の成長性を感じられなくなってきているのが原因と思います。
そのおかげか日本円は1ドル 150 円を一時期突破しました。1ドルが110円だった時と比べると40%弱価値が下がっていることになります。給料は変わっていないですから、グローバルで見れば年収も40%弱下がっている、ということですね。最近海外で働いた方が給料がよい、という記事もあったりしましたが、これだけ円安が進むとそういうこともあり得そうです。
残念ながら円は基軸通貨ではなく、また日本の財政問題や少子高齢化問題を見ていると、日本円が復活してくれるか心配になります。そういう意味で一部外貨、特にドル建てで資産を保有していることに意味があるのでしょうね。最も今は米国の長期金利が上がることによる金利差が円安ドル高の主要因と思いますので、再び金利差が縮小すればある程度まで円高に戻るとは思います。でも以前の水準までは戻らないかもしれませんね。いずれにせよグローバル化が進んできている中、自身の資産を守る意味ではグローバルな資産運用は意味あるものと感じます。
それでは、また。
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