私はポートフォリオの一部をインフラファンドで運用しています。最近インフラファンド全般的に株価が上がってきているので、知名度が上がってきているのかもしれませんが、それでもまだ世間への知名度は低いと思いますので、今回はインフラファンドの説明と私が投資している銘柄を紹介したいと思います。
インフラファンドとは
インフラファンドは、REIT(Real Estate Investment Trust(不動産投資信託))に似た仕組みの金融商品です。インフラファンドとREITの違いはその投資対象にあります。REIT はいろいろな不動産に投資しますが、インフラファンドは太陽光発電設備をはじめとする再生可能エネルギー発電設備や港湾施設などのインフラに投資します。なお現在7銘柄が国内で上場していますがいずれも太陽光発電設備に投資しています。FIT (国が固定価格で太陽光などの再生可能エネルギーを購入する制度) の影響で太陽光発電所が普及し、収入が読みやすいからでしょうね。ただ将来は他の再生可能エネルギーに投資する可能性があることを言及している銘柄もありますので、将来はわかりません。REIT と同じく配当可能利益の 90% 以上を投資家に分配すると、法人税が非課税となります。ただREITと異なるのはこれが20年間と期間限定な点です。(なぜこのような政策にしたのでしょう?将来見直しもあるかもしれません)
現在上場している銘柄
以下の 7 銘柄が上場しています。なお、分配金利回りは11/24の終値に対して私の方でチェックした予想分配金に対しての数値ですので、以後ずれる可能性がございます。その都度、最新情報をご確認ください。
コード | 銘柄名 | 分配金 利回り | 決算月 |
9285 | 東京インフラ・エネルギー投資法人 | 6.54% | 6月/12月 |
9282 | いちごグリーンインフラ投資法人 | 6.38% | 6月 |
9283 | 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 | 5.97% | 1月/7月 |
9286 | エネクス・インフラ投資法人 | 5.81% | 11月 |
9281 | タカラレーベン・インフラ投資法人 | 5.79% | 5月/11月 |
9287 | ジャパン・インフラファンド投資法人 | 5.75% | 5月/11月 |
9284 | カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 | 5.38% | 6月/12月 |
いずれも 5% を超える高配当銘柄となっています。過去の分配利回りはおおむね 5~7% の間を推移していました。最近のトピックスとしてはタカラレーベン・インフラ投資法人やエネクス・インフラ投資法人が相次いで増資を発表したことでしょうか。集めた資金で新たな投資先を購入する方針のようです。特にエネクス・インフラ投資法人の公募増資額は大きいものがあり、発行株の2倍以上の株式を増やすようです。ただ分配金は増資後も維持、1口当たりの当期純利益も公募による新投資口の発行等に係る費用がなければプラスに働くとの説明のようです。(以下資料をご参照ください)

なので、私のスタンスとしては本銘柄については増資によって価格が下がれば購入していこうかなと思っています。
東証インフラファンド指数
今年の3月末頃から東証インフラファンド指数が算出されるようになりました。11/24 終値までのチャートは下記となります。

算出開始がコロナショックの最中、ということもありその後は右肩上がりです。認知度も徐々に上がり、資金を集めているのかもしれません。
分配金
インフラ投資法人の出す分配金には通常の利益から出す利益分配金と減価償却などで生まれたキャッシュの一部を払い戻す利益超過分配金の2種類があります。REIT などでもありますが、インフラファンドではこちらの数字が大きい傾向にあります。この利益分配金と利益超過分配金の比率がインフラファンドによって異なるので、投資をされる場合は、一度確認されてもよいかもしれません。
最後に
以上、インフラ投資ファンドについてまとめてみました。なお、私はインフラ投資法人については分配金が安定していることもあるので、国内債券の代替として保有するスタンスとしています。債券にしては値動きが大きいですが、近年の金融緩和で国内外いずれの債券も利回りが低下しています。その大体の手段としては仕方がないかなと思っています。
それでは、また。
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