配当チャンピオンについて先日の記事で触れましたので、今回は配当チャンピオンから銘柄をピックアップしてみます。配当チャンピオンについて気になる方は以下を参照ください。

選びましたのは先日 Motley fool で取り上げられていた銘柄でして、A.O. スミスです。情報元の Motoly fool について気になる方は、以下をご参照ください。

事業内容
水ビジネス関係の会社です。商業用、家庭用給湯器、硬水軟化装置、フィルターなどを販売している会社となります。地盤の北米だけでなく、中国やインドにも進出しており、特に中国はシェアも高く第二の収益源となっています。米中摩擦が激しくなる昨今、チャイナリスクがやや心配になりますが、人口の多い国である程度の地盤を築いているのは強みですね。インドなどの新興国でさらなる収益源を求めている状況です。また定期的な交換需要もあるため、ストックビジネスの要素もあるように思います。
業績
それでは売上と営業利益の推移を確認してみます。

18年までは順調に業績を伸ばしていましたが、ここ2年はやや低調です。中国での在庫過多やコロナの影響があった模様ですが、21年は回復を見込んでいます。
次に営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、フリーキャッシュフローの推移です。

投資キャッシュフローはそれほど増えていないのですね。営業キャッシュフローは大局的には右肩上がり、それに伴いフリーキャッシュフローも増えており、キャッシュフローは順調な推移を見せているようです。
株主還元
次に EPS、配当、配当性向の推移です。

配当性向が切りあがってきているのが気になりますが、それでも50% を下回る水準なのでまだ配当への余力はありそうです。また来期は EPS が 2.4~2.5 ドル程度を予想しており、業績の回復が見込まれていますので、配当星刻は下がりそうです。また自社株買いも盛んで、この10年で 12% ほどの自社株買いを実施しています。
投資指標
マネックス銘柄スカウターで実績PER、実績PBR、実績配当利回りを過去2年分調べてみました。
実績PER (倍) | 実績PBR (倍) | 配当利回り (%) | |
最大値 | 31.90 | 5.90 | 2.40 |
平均値 | 22.70 | 4.70 | 1.90 |
最小値 | 15.90 | 3.70 | 1.50 |
PER については予想値が欲しいところですが、残念ながら米国株の銘柄スカウターにはないため、実績値です。水準としては今は過去2年の中では割高です。ただ予想 PER は 21年12月期は 26倍、22年12月期は 24 倍(21/5/1 現在) ですので、将来利益を見てみると景色は変わってきます。
それでは、また。
I cross my fingers for you!
今回の情報元、Motley fool ですが、米国株の投資情報を提供している Motley Fool の日本法人です。米国株式を始め、海外株式の一次情報や投資にまつわる情報を提供しています。米国本社は1993年に設立され、これまで TESLA や DISNEY、NETFLIX などの優良企業が市場で注目を浴びる前に長期保有を推奨してきたなどの実績があります。またこちらから手に入りにくい外国株式の一次情報を日本語で入手することが可能です。メールアドレスを登録することでメルマガ会員限定の情報を無料で取得することもできます。
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少額から投資する際に私が使用しているのはSBIネオモバイル証券です。通常単元に満たない株は手数料が高額となってしまうので、コツコツと少ない金額で買うのが難しいのですが、SBIネオモバイル証券だと月50万円以下の取引なら格安でコツコツ買うことが可能です。なぜならSBIネオモバイル証券は、月額サービス利用料200円(税抜)で取引し放題(1ヶ月の約定代金合計額が50万円以下まで)、 かつ毎月Tポイントが200pt(期間固定Tポイント)もらえるからです。少額で取引を始めたい人にはぜひおすすめの証券口座ですので是非お試しください。
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