不二製油グループ本社は食品用油脂を中心に扱う会社で、B to B ビジネスの企業のためあまり知名度はないかもしれません。先週中間決算発表があったり、週末に株主優待が届いたりしましたので、今回は不二製油についてまとめたいと思います。
事業内容
不二製油グループ本社は冒頭で説明しました通り、大手の食品資材メーカーです。現在事業は業務用チョコレート、機能性油脂、乳化・発酵素材、大豆加工素材の4つにカテゴライズされているようです。業務用チョコレートは国内トップです。海外への展開は成功しているようで、世界15の地域と国に40拠点を有しており、海外売上比率は6割となっています。グローバル企業ですね。今後日本国内は人口減により国内市場が縮小していくことも考えられるので、海外売上比率が高いのは今後の成長に期待できると考えています。事業ごとの売上や利益は以下の通りです。(20年3期のデータ、マネックス銘柄スカウターを利用)

業務用チョコレート、植物性油脂がメインの事業ですが、他の2事業もそこそこ規模があるようです。大豆加工素材事業では、大豆ミートが代替肉として最近注目されています。今後の事業成長に期待しています。

業績
11月6日に21年3期の中間決算が発表されましたが、業績の下方修正が発表されており、11月9日の市場は大幅安となりました。決算発表の内容は従来予想が売上 370000百万、営業利益 19300百万に対して、売上360000百万、営業利益 16500百万でした。営業利益は従来予想より 14.5% 減ですね。この予想を反映させた業績は以下の通りです。

コロナの影響により巣ごもり需要で家庭用の商品は伸びたものの、お土産需要減や外食産業向け商品の販売が大幅に減り、業績を圧迫しているようです。欧州の最近の様子や日本での感染者数増刊傾向を見ると、影響は長引きそうです。ただコロナが落ち着けば、また業績は回復するとは思っていますので、しばらくは我慢が続くかなと思っています。
株主還元
株主還元の手法は配当がメインで、自社株買いはあまり活発でありません。これまで増配を継続していましたが、先日の決算発表で減配を発表しています。前年比4円の減配予定です。

連続増配は残念ながらストップです。ただし21年3期の配当性向は、減配したにもかかわらず45%とここ数年で最も高くなっています。それだけ業績が厳しいということですね。
あと本銘柄は、自社関連製品の株主優待があります。私の保有株数では3000円相当の自社製品詰め合わせで、ジュースが3本、豆乳2本、棒チョコレートが 20本でした。私の中では棒チョコレートが一番でした。さすがチョコレート油脂の会社ですね。

他に自社関連製品の割引クーポン券もありました。神戸プリンの割引券も入っていました。神戸プリンもかかわっていたのは知らなかったです。お土産でもらったことがありますが、とてもおいしかったです。
以上、今回は決算発表があったばかりの不二製油グループ本社を紹介しました。今期はコロナの影響で厳しい状況が続きそうですが、コロナが落ち着いたころには業績は回復するとみています。今期は我慢の時期となりそうです。
それでは、また。
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