個別株を保有していると自身が保有している銘柄に愛着が出てきませんか?私は愛着が出てきてしまいます。本当はそれぞれの企業価値をきちんと見極めて、その企業価値に基づいて判断すればよいと思うのですが、愛着が出るとちょっと手放しがたくなったりします。あるいは株を購入するときの動機に思い入れが含まれているときもありますしね。購入するときにこの企業を応援したいと思って購入する場合は、愛着まみれです。今回はこの保有株に対する思い入れ、愛着をもつメリット、デメリットについて考えてみたいと思います。
デメリット
まずはデメリットの方から考えてみます。以下、私が考えてみたデメリットを並べてみます。
- 思い入れが損切りの邪魔をする
思い入れを持つ理由は様々かと思います。例えばもともとこの企業の製品が好きだとか、企業理念に共感しているだとか、あるいは高配当、株主優待目当ての時もあるかもしれません。ただ企業価値は結局のところ EPS (一株あたりの利益) に現れると思っています。どれだけ素晴らしい製品を出していても、どれだけ企業理念が素晴らしくても赤字でしたら、株主にもうけは入ってこないですからね。赤字は極端ですが、その企業のビジネスが下り坂となっていた時に、思い入れは時として損切りを邪魔すると思います。 - 思い入れが利益確定の邪魔をする
逆に株価が順調に伸びていても、自分の思惑通りだと思って保有を継続したり、業績もまだまだ伸びるし、持っていても大丈夫、と思ってしまうことはないでしょうか?結果として、また株価が元に戻ってしまったりすると、なんであの時利益確定をしなかったんだ、と思った経験が私にはあります。あの時確かに割高にはなってきていたな、って思っていたのにですね。
こういう経験を振り返ると、つくづく人間(私?)は感情によって動かされる生き物だな、って思います。でも、こういうことを感じるのはきっと私だけではないはず。皆感情に影響を受けるから、バブルとか○○ショックとかが生じるのだから。でも感情に左右されず、企業価値を判断できる人間になりたいです。
メリット
ではメリットはあるのでしょうか?思いついたのは以下です。
- 株価変動に動じず、長期保有できる
株価は日々動きます。特に慣れていない初心者の方はこの値動きに右往左往するときもあるかもしれません。でも思い入れがあれば、一時的な値下がりをしても、きっと回復すると信じて長期保有ができると思います。あるいは下落時に買い増しもできるかも(ただナンピンして失敗するケースもありますが)。 - その企業を調べようという気持ちが起こる
好きでもないものはなかなか調べる気にならないですよね。思い入れがあれば、その企業について色々と調べ、結果として適切な企業価値を導けるのでは、と思います。
と、ここまでメリット、デメリットについて書いてきました。皆様は保有銘柄に対する思い入れについて、何か経験はございますでしょうか?
私自身は株は理論的にやりたいのでその企業の価値をきちんと算出できるようになりたいです。でも企業価値は景気情勢、国内情勢で日々変動しています。だから難しいのでしょうね。さらに自分自身の感情によって、売買の決定にバイアスがかかることもしばしばです。でもこうやって思ったことを記録していけば、自身の理解につながり、技量の向上につながるのではと思っています。まずは感情という自身のことについても理解をしていければ、とこの記事を書きながら思いました。
とりとめのない文章になりましたが、皆様にとって何か思うきっかけになればいいなと思います。
それでは、また。
I cross my fingers for you!
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