つみたて NISA は老後 2000 万円問題を解決できるのか?

投資の考え方

 以前「老後 2000 万円問題」が話題となりました。あの問題提起自体は問題ないように思うのですが、残念ながらどのようにその問題に取り組むかという議論は置き去りにされてしまったように思います。ただ私たちは現実を見る必要があり、やはり老後 2000 万円問題について考える必要があると思います。その手段として投資は重要なのですが、最近金融課税強化の話もちらほら出ており、予断を許しません。

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 でも老後資産形成のためにいくつか強い味方がいるのを忘れてはいけません。確定拠出型年金しかり、つみたて NISA しかりです。今回はつみたて NISA に焦点をあてて、老後資金を用意できるかを考えてみたいと思います。

 さてつみたて NISA を最大限利用する場合、月々の積立は約3.3万円です。これを60歳まで大学を卒業してから 38 年働いている間、継続して積み立てるとします。つみたてNISA で20年運用し、その後の運用については 30% の税金がかかるとして計算しますと、2.3% の利回りで (税金がかかると 1.6% のリターンに落ちますが) 運用したと仮定すると 2325 万円となるようです。2000 万円が用意できました。でも若いころから 3.3 万円を積み立てるのは大変ですね。では積立金額を 1 万円にしてみてはどうでしょうか。想定利回りは株式の期待リターンといわれている 7% です。結果は 1844 万円でした・・・。増税されたと仮定した 30% の課税が響きました。7% のリターンが 4.9% まで落ちるからですね。実際に数字見るとかなりの数字が税金として持っていかれていますね。仮に税金が 20% のままとすると、1952万円となるようです。若干足りませんが、これくらいなら許容レベルかと。ただ100%株式アセットでようやくこの数字なので、実際に運用するとなるとリスクが高すぎますね。特に60歳間際で株の急落があったりすると、目も当てられません。そういう意味では 3.3 万円積み立てられると良いですね。 2.3% は分散投資をしてリスクをコントロールできる範囲かと思います。種銭を集めることが大切ですね。

 それでは、また。

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