最近米国株を買っておけば間違いがない、というような意見が時々聞かれます。おそらくその意見の背景にあるのは以下のことかな、と思っています。
- これまで米国株はずっと右肩上がりであった、そのため今後も右肩上がりが予想される
- 世界的にも GAFAM に代表されるグローバル企業が沢山あるので今後も成長が期待される
- 新しい企業も次から次へと現れ、成長性が期待される
- 株主還元が手厚い
- 米国そのものが今後も人口増が見込まれ、経済規模も大きい魅力的な市場
確かに魅力的に映る要件が沢山あります。日本に至っては経済は伸び悩み人口は減少、起業家数も米国より少ないと思います。ただ最近の米国株は予想 PER が過去の平均よりは割高です。人気化しすぎて将来の利益を織り込みすぎているような気もしています。またITバブル崩壊後の2000年代は米国市場も低迷していました。色々な背景を理解しながら米国株100%であればよいとの意見ならば大丈夫ですが、例えばずっと右肩上がりの市場だったから、といった理由だけなら少し見直した方がよいかもしれません。
私自身は米国株は確かに魅力なので主力としても問題ないかな、と思っています。ただ投資は長期にわたって行うので米国株100% ではなく、日本株や他の市場にも分散するつもりです。結局将来のことは誰にもわからないですからね。投資は生きている間ずっと行うものなので。
以上、最近の米国株偏重について少しコメントしてみました。
それでは、また。
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