今回は私が投資している銘柄の紹介です。本銘柄は2013年からの付き合いでして、その間ずっとホールドしています。ずっと業績が伸びていたので。ただ21年3期はさすがにコロナの影響を受けましたね。どちらかというと景気敏感株ですので。ただ22年3月期は盛り返してきそうです。自動車産業にもかかわっているので、トヨタなどの減産の影響は気になるところですが、ニッチな分野でトップであり技術力には定評があるとみています。では、会社の概要や過去の業績などをまとめてみます。
事業内容
エンドミルと呼ばれる切削工具を製造する中堅メーカーです。エンドミルとは工作機械に取り付け、鋼材、ステンレス、アルミなどを削る工具で、その用途は金型や部品の加工です。主な顧客は自動車関連、デジタル家電ならびに電子部品関連企業です。製造業を支える大切な工具ですね。このエンドミルはいくつかサイズがあり、日進工具は小型エンドミルのトップメーカーとなります。エンドミルはあまりなじみがないかと思いますので、日進工具のIRサイトから写真を拝借いたしました。だいぶんイメージができるかと思います。

IR にありますこの会社の特徴としては「①無理な売り上げを追わず(利益重視)、②得意分野に集中することで高付加価値製品と生産の効率化を行い(高い収益性)、③無借金経営を堅持することで強固な財政基盤を維持する」とのことです。昔からニッチ・トップ戦略を掲げており、それに共感して投資しました。
業績推移
まずは過去の売上、営業利益の推移です。

売上、営業利益ともに右肩上がりでしたが、コロナにより減収減益となりました。ただ22年3月期は盛り返すことを見込んでいます。ただ最近の世界情勢を見ていると、依然コロナで自動車工場の操業停止などの影響は受けていますのでそこが懸念点ですね。一方半導体産業にも当社製品が使われていますので、その点はプラスですね。営業利益率は18年3月期、19年3月期は27%台とかなり高い水準を出していましたが、過去10年の平均は21%前後ですね。今期も21%前後を見込んでいるようです。ピーク時と比べると見劣りしますが、水準の高い優良企業です。
なお海外売上比率は30%前後、うち40~50%が中華圏(中国、香港、台湾)となっています。当社の魏呪力が認められ、さらなる海外展開が加速するといいですね。21年3月期は海外売上比率が過去最高等いことで引き続き伸びることが期待されます。
なお過去の会社予想を見ていると保守的な予想が多く、最終的には会社予想を上回る決算のことが多いようです。
株主還元
過去のEPS、配当金、配当性向の推移です。

EPS の伸び共に配当金も伸びていましたが、コロナの影響で昨期は減配でした。ただ今期見込みは増収増益のため、配当もやや増やしてもらえるようです。会社が掲げている配当性向は具体的な指標は見当たりませんでしたが、30~40%台と推定しています。2019年もEPSは下がりましたが減配はしなかったことや株主通信も丁寧なので株主重視している会社という印象です。
また株主優待も設定しており、3月の権利確定日に株式を保有していれば1000円のクオカードがもらえます。また3年以上帆継続して保有していれば 1000円追加されるとのことです。
投資指標
過去2年の投資指標の推移です。
予想PER (倍) | 実績PBR (倍) | 配当利回り (%) | |
最大値 | 53.60 | 2.86 | 2.41 |
平均値 | 29.10 | 2.31 | 1.64 |
最小値 | 13.80 | 1.72 | 1.13 |
ここ2年は会社予想の利益や配当の見込みがなかったので、過去の投資指標からは少し投資判断が難しいです。コロナ前はPERが10~25倍の間で推移していました。
以上、今回は日進工具について紹介いたしました。私は日本のモノづくり企業、という感じがして好きな企業です。皆様の参考になりましたら幸いです。
それでは、また。
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