米国株の軟調な展開はいつまで続くのか? ~予想PERや米国債との利回りから考える~

投資の考え方

 5月最初の週が終わりましたが、米国株は引き続き軟調な展開でした。この下落はどこまで続くのでしょうか?S&P500 の予想 PER ですが、現在 18 倍程度のようです。過去平均は 16-17倍程度といわれてもいますので、その観点からは大分割高感は解消しました。ただ平均を下回る可能性もありますので、相場環境が悪ければまだまだ下がる余地はありそうです。一方の NASDAQ 100 の予想PER については 23倍でした。NASDAQの方が S&P500 より予想PER は高くなる傾向にありますが、こちらもまだ下がる余地はありそうです。ちょっと前までが金融緩和によって株価がかさ上げされていた、と見ていてよさそうです。ちなみに PER 18 倍の期待利回りは 5.5%、PER 23倍は 4.3% です。2022年5月6日の米国債10年の利回りが 3.1% となりましたので、S&P500 との利回り差は約 2.4% となりました。過去の米国債10年と S&P500 の利回り差は過去20年はおおむね 2-4% の間で推移していたとのことなので、株式は国債より割高な水準とみられる可能性が高そうです。

 以上のことから S&P500 については PER からは適正からやや割高、米国債との利回り差からは割高と見えます。NASDAQ はあれだけ下げましたが、まだ割高なようです。残念ながらしばらく株式は軟調な展開が続きそうな気がしています。ただ仕込みのチャンスとも言えるかもしれません。ドル高でドルの購入を躊躇してしまい、資金がありませんが・・・。

 I cross my fingers for you!

 それでは、また。

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