金融緩和によるインフラファンドへの影響

インフラファンド インフラファンド

 インフラファンドの調子があまり芳しくありません。年明けから下落傾向が続いており、苦戦が続いています。といいましても、株式よりは下落幅は軽微でインフラファンド指数は年初のピークから 4.3% 程度の下落ではすんでいます。そうはいってもこのトレンドがいつまで続くかは気になるところです。

 さて最近の情勢からインフラファンド米国は利上げ局面を迎え、日本も最近の報道をみているとインフレの影響が強くなってきていることから金融緩和は終了の方向へ行く可能性が出てきていると個人的には思っています。金融緩和は金利を下げてきました。この金利が上昇するとどうなるでしょう?一つは債券の魅力が増します。またもう一つはインフラファンドが借入を行う場合の金利が上昇します。いずれもインフラファンドには逆風の可能性があります。インフラファンドは現在太陽光発電で収益を得ていますが、その収入はFITによって売電価格が固定されていることが特徴です。そのため将来にわたって収益の見通しが得られやすいです。一方、金利が上昇すると一部の資金がインフラファンドから債券へ流れる可能性がありそうです。ただインフラファンドの利回りが 6% 前後であるのに対し、債券がそのあたりまでの利回りになる可能性は低そうなので、こちらの影響は限定的と思います。一方借入による金利上昇はインフラファンドの収益力を下げる可能性があることから、こちらも影響を受けそうです。これまで歴史的な低金利でしたが、最近は住宅ローンの金利も以前より上昇してきています。インフラファンドの収益が一定であることから、このようなコスト上昇は多少の影響が出てきそうです。ただ借入金も固定金利で借りていれば影響はないですし、そもそも金利コストが現在総コストのうちどの程度を占めているかも重要です。この辺りは資産運用報告書を見ながら確認していきながら、個別にリサーチしていきたいところです。

 インフラファンドに対しても依然と比べると逆風が吹きそうです。ただ金利上昇局面はもともと債券も価格は下落する傾向にあるので、インフラファンドも同じといえば同じです。一般的な企業と比べ景気による収益の振れは小さいので分析はしやすく、オルタナティブな投資先としては面白いと思っています。

 それでは、また。

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