中国政府 大手テクノロジー業界への規制強化か ~滴滴へNY証券取引所からの上場廃止計画をまとめる要請~

その他

 中国政府が昨今規制強化に乗り出す傾向が強まっています。昨年アリババが計画していた子会社のアント上場を中止させたのを皮切りに、教育関連企業の非営利化を打ち出したり、テクノロジー企業へ利益を政府に寄付させる動きが出たり、不動産業界への締め付けも強化しています。ここにきてさらにテクノロジー企業への規制強化を強める動きがあるようです。以下はブルームバーグの21/11/26付け記事からの引用です。

中国当局は配車アプリ大手の滴滴グローバルに上場している米株式市場から撤退する計画をまとめるよう求めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。前例のない要請で、中国政府が自国の大手テクノロジー業界に対し規制をさらに進める意向だとの懸念が再び強まる公算が大きい。

ブルームバーグ:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-26/R35OZ8T0G1KY01

 滴滴は21年の6月にNY証券取引所に上場したばかりですが、中国政府が上場に反対していたのを押し切って上場を進めたため、その罰則の一環との見方も出ています。非公開株価や香港取引証券所に上場先を変更する案が検討されているとのこと。株主からの訴訟や反対に備え、IPO価格であった14ドル以上で買付させ、香港取引証券取引所で再度上場する場合は21年11月24日の終値である8.11ドルを下回る公開価格となる可能性があるとのことですから、滴滴は大損する可能性があります。

 ここ最近の中国政府による規制強化は目立ちますね。私もアリババを保有していますが、含み損が大きくなってきています。優良企業ではありますが、なかなか買増しには動きづらいです。今の指導体制ではしばらくチャイナリスクを意識し続ける必要がありそうです。

 それでは、また。

 I cross my fingers for you!

下記に参加しています。下のボタンを押して応援していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 投資ブログへ 稼ぐブログランキング
PVアクセスランキング にほんブログ村

 独自ドメインでブログを始めることに興味のある方は。

コメント

タイトルとURLをコピーしました