恒大集団問題について感じたこと

社会分析 その他

 恒大集団が破綻寸前といわれています。債権者が本社前で債券の返金を求めるなど確かにかなり危ない状況のようです。負債の規模は 33 兆円とのことで、規模も大きいですね。マーケットを揺さぶっていますので、どのように対処するかは情報を集めて判断する必要があります。ただ今回の問題の一番の背景は中国市場あるいは政府の不透明さにあるのだと思います。最近の中国政府は民間企業への締め付けを強めています。アリババをはじめとしたテック企業への規制強化、教育関連企業の非民営化など最近市場に影響を与える判断を次々に下しています。また中国政府の発表も自国に都合の悪い情報は隠蔽されますので、判断材料となる情報が適切かという問題もあります。最近でいえばコロナの対応がよい例でしょう。インターネットの情報も規制されているといいますし。そのため今回の問題についても、正しい情報が得られているのか非常に不安な点はあります。

 また恒大集団は不動産会社ですが、中国国内での不動産バブルは以前から指摘がされていました。それがついにはじけるのでは、というのも心配な点ですね。特に日本人は自身の経験から余計にそうでしょう。(私は当時小学生にもなっていなかったので、バブルはよく知りませんが、バブル時代については上の方の話を聞いている限りは、羽振りのよい時代だったのでしょう)そのため、不動産バブル崩壊によって中国経済の低迷が長引くのではとの懸念もあります。ただバブルについては崩壊してみないとどこまで影響が出て、どうなるかはわからないのでしょうね。だからバブルなのでしょう。

 ただポジティブな面でいえば中国政府は良くも悪くも強権を発揮できるので、ソフトランディングができるかもしれない点でしょうか。ただ本当にバブルを制御できるのかも不安ではありますが。

 私自身は新興国株式や債券のインデックスで中国に投資をしておりますので、恒大集団も若干は保有しているのでしょう。ただ分散投資のよいところで、恒大集団破綻の実であれば影響は軽微です。ただ個別投資で 1000 万円以上投資した中国人女性の方もいらっしゃるようですね。中国の代表的な企業でしたから、大丈夫との思いもあったのかもしれません。でも個別企業への集中投資はやはり危険ですね。改めてこういう話を聞くと感じました。あくまで自身のポートフォリオの何%いないと決めた方がよさそうですね。

 以上恒大集団問題から感じていることをつらつらを書きましたが、まとめると、中国市場の不透明さ、個別企業への集中投資の危うさでしょうか。中国市場への投資は指数も下がってきているのでチャンスかもしれませんが、情報に正確性が欠けるとやはり怖いですね。あくまでインデックスを投資ての投資がメインとなりそうです(アリババ持ってますけど)。個別企業の投資もポートフォリオの5%以内としている米ルールを堅持していきたいと改めて思いました。

 それでは、また。

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