銘柄紹介:システムリサーチ(3771) ~システムの開発・運用・保守を実施~

日本株

 システムリサーチは保有期間の長い銘柄となっており、かれこれ8年ちょっとを保有しています。今回は付き合いの長い本銘柄について紹介していきたいと思います。

事業内容

 製造業を中心に企業向け情報システム構築および保守・運用を行っている会社です。トヨタグループとの取引高が大きく4割弱を占めています。システムの企画・設計・開発から保守に至るまでのサービスを SI サービス業務といっていますが、こちらが売り上げの 38.5%、客先に社員を常駐させて顧客の基幹システムの開発やシステム運用、維持に携わる業務をソフトウェア開発業務としており、こちらが売り上げの 56.8%を占めています。近年 IT 投資は増える傾向にあると思いますので、そのあたりの時流はつかめる会社かなと思っています。なお現在東証の市場再編が進められていますが、東証プライム市場に移行予定です。

業績

 システムリサーチの売上、営業利益の推移は以下の通りです。

 リーマンショック後の2010~2012年あたりまでは停滞していましたが、その後は右肩上がりの推移となっています。昨年はコロナショックで一時落ち込みがありましたが、今年は持ち直しを見せています。今年の進捗はまだ第一四半期のみの経過ですが、過去の2年の進捗具合と比べるとそれほど悪い感じではなさそうです。営業利益率は2013年度が 5% 前後、2016年~2018年度が 8% 前後、2020年~2022年度が 10% 前後と徐々に改善が見られてきております。売り上げの伸びと営業利益率の改善が業績伸長を後押ししてきているようです。

 今後については中期経営計画を見ていると、売り上げについては22年3月期については 6.8%程度の伸長ですが、その後2年についてはそれぞれ 10% の伸びを計画しています。また営業利益率は2024年3月期まで10%を想定しているようです。過去5年のうちコロナショックの影響があった2021年3月期を除けば売り上げは 10% 以上伸びているので、中期経営計画についても無理な計画という印象はないですね。

株主還元

 次にシステムリサーチの EPS、配当、配当性向の推移です。

 配当性向については具体的な言及はなさそうですが、ここ最近は 30~40% あたりとなっています。今後の業績が計画通りに伸長すれば増配も見込めますね。また株主優待を導入しており9月末日現在に株主名簿に記載があり 100 株以上保有している株主は 1000 円分のクオカードがもらえます。

投資指標

 最後に過去2年の投資指標の推移です。

 予想PER (倍)実績PBR (倍)配当利回り (%)
最大値18.703.253.53
平均値14.602.512.74
最小値10.301.702.21

2021年9月17日終値ですとおおむね平均値当たりの PER、PBR となっています。特別割安という感じではないですが、私は既に保有しており、今後も業績の伸びがあるとみているためホールドの予定です。

 それでは、また。

 I cross my fingers for you!

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