米国国債10年利回り下落傾向 ~市場は景気回復の鈍化を懸念?~

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 ここのところ米国国債10年の金利低下が著しいです。21年3月に一度 1.7% 付近を付けて以降、下落トレンドとなりました。現在は 1.2~1.3% 台となっているようです。景気が回復基調にあると金利は上昇傾向にあると思いますが、現在は下落してきています。これは市場が今後の景気回復基調が減速することを懸念しているのかもしれません。ブルームバーグの記事によると 1.45% を下回ると景気減速のシグナルととらえられ懸念が広がるのでは、とのコメントがありました。

【米国市況】S&P500種が反落-10年債利回りは2月来の低水準
6日の米株式市場では、S&P500種株価指数が8営業日ぶりに反落。米国債利回りの大幅低下が銀行株や小型株に重しとなった。外国為替市場ではドル指数が上昇した。

 あるいは株価が既に過去と比べると割高になってきているため、今後の調整を見込んでいるのかもしれません。現在は長期金利の下落から、再びグロース株に資金が流れており、ナスダックが史上最高値を更新しました。ただこれまでの株価はアフターコロナを既に織り込む形で株価を形成してきたように思いますので、少々調整が入ってもおかしくないかもしれません。今後の市場動向がわかりづらいですが、こういう時こそ自身のリスク許容度を再確認し、アセットアロケーション、リバランスをしっかりとすることが重要なのだと思います。

 それでは、また。

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