米国高配当ETFとS&P500 (VOO) とのパフォーマンスを比較

投資の考え方

 米国市場には様々な ETF が上市されています。その中で高配当 ETF は一定の人気があるようです。配当、という形で定期的にお金が振り込まれるのはやはり安心感があるからでしょうね。一方で高配当 ETF は税金を取られるためにパフォーマンスが劣りがちという話も聞きます。今回はいくつかの高配当ETF のパフォーマンスを W&P500に連動する VOO と比較してみることにしました。

 選んだ高配当ETFは VYM、HDV、SPYD、SDY です。SDY は米国配当貴族指数に連動する ETF です。それではそれぞれのトータルリターンを比較してみます。データは Seeking alpha で確認しました。

1年3年5年10年
VOO47.4417.9916.8814.4
VYM36.6210.8111.5612.19
HDV25.537.797.810.29
SPYD51.218.569.29
SDY42.2812.7511.9612.59
各高配当ETF と VOO のトータルリターン比較 (%)

 この 10 年は VOO が一番ですね。高配当 ETF には情報セクターが少ないので、近年の情報セクターの伸びが反映されにくいためと思います。とくにここ数年でのパフォーマンスの劣後が目立ちますからね。次に配当の推移です。

VOOVYMHDVSPYDSDY
2020$5.30$2.91$3.57$1.63$3.02
2019$5.57$2.84$3.21$1.75$2.64
2018$4.74$2.65$3.09$1.62$2.44
2017$4.37$2.40$2.95$1.74$4.43
2016$4.14$2.21$2.70$1.51$2.83
2015$3.93$2.15$2.88$4.56
2014$3.49$1.91$2.45$3.74
2013$3.11$1.75$2.23$2.87
2012$2.84$1.59$2.09$1.91
2011$2.37$1.33$1.74
2010$1.09$1.74
2009$1.17$1.73
2008$1.44$2.21
2007$1.36

 10年分のデータがあるものが少ないですが10年でみると VOO は配当が2.23倍になっているのに対し、VYMは2.19倍、SDYは1.73倍です。配当の増え方という観点では VOO がこの10年では最適解だったようです。 HDV のデータとも比較できる 2012年からの比較でも VOO 1.87倍、VYM 1.82倍、HDV 1.70倍、SDY は1.58倍です。この期間は VOO が優秀だったようです。

 間近 10年ほどにおいては今回抽出した ETF の中では VOO (S&P500) へ連動する ETF が最もパフォーマンスがよいという結果となりました。特に今回は配当貴族指数が S&P500 を上回っているという話をちらほら聞いていたので期待していたのですが、最近はそういう訳でもないようです。なかなかベストな投資先を選ぶのは難しいですね。

 皆様のお役に立てましたら幸いです。

 それでは、また。

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