私の好きなアクティブファンド (アクティブファンドも悪くない)

投資の考え方

 皆さんご存じの方も多いと思いますが、投資信託はそれを購入することによって分散投資ができる便利な商品です。市場平均となるように投資するインデックスファンドと市場平均を上回るアクティブファンドに分けられます。インデックス投信は投資するだけで市場平均に近いパフォーマンスが得られるので、わかりやすいですね。私も投資を始めたことはインデックスファンドを購入していました。アクティブファンドは運用者が銘柄を選定して市場平均を上回ることを目指します。一方でインデックスファンドより信託報酬が高いため、それが足かせとなって運用パフォーマンスが劣るといったことがよく欠点として挙げられます。また一時期市場平均を上回るパフォーマンスをあげていたアクティブファンドが継続的に市場平均を上回り続けるのも困難だと言われています。ただそうはいってもインデックスより上回りたい気持ちはありますので、私自身は自分自身で一部を運用していますし、アクティブファンドを購入しています。この際に気を付けているのは、アクティブファンドの理念に共感できるかですね。共感できるファンドはたとえパフォーマンスが振るわなくても、納得感があると思いますし、自分自身の銘柄選定の参考にもなるからですね、今回は私が購入しているアクティブファンドを紹介したいと思います。

ひふみプラス

 運用会社はレオス・キャピタルワークスです。2012年5月に設定され、21/1/20 現座hは設定されてからおおよそ5倍の基準価格となっている、実績もあるファンドです。運用方針は以下です。

「ひふみ投信マザーファンド」を通じて、国内外の上場株式に投資する。経済循環や経済構造の変化、経済の発展段階等を総合的に勘案し、適切な株式市場を選び、定性・定量の両面から調査・分析を行い、長期的に選別投資を行う。株式の組入比率を柔軟に変化させ運用を行う。

(楽天証券該当ページより引用)

 運用方針の通り機動的に売買をしており、コロナショック時には現金比率が一時 30% 前後まで高まっています。本当にアクティブなファンドです。投資先は運用規模が大きくなってきた影響か、昔と比べて少し投資先が変わってきている印象はあります。昔は中小型株がメインでしたが、最近は大型株、といった感じです。また外国企業にも資産の一部を投資しています。昔の時の投資先の方が好きですが、引き続きこちらのファンドの手腕を信用して保有しています。

新・国際優良日本株ファンド(厳選投資)

 運用会社はスパークス・アセット・マネージメントで、信託報酬は 1.804% と高い部類に入ると思います。インデックスファンドであれば信託報酬が 0.1% 台で投資できますからね。ただし年率リターンは 5 年で 16.02% で、後述しますがインデックスファンドよりも高いパフォーマンスを発揮しています。運用方針は以下です。

「主として、国内金融商品取引所に上場(これに準ずるものを含む)している株式の中から、高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待できる日本企業に投資する。ベンチマークは設けず20銘柄程度に厳選投資を行い、原則として短期的な売買は行わず長期保有を基本とする」

楽天証券該当ページより引用

 特徴ある会社を厳選して投資しているアクティブファンドです。20社前後ということで、かなり少ないですね。20年12月の月次レポートでは17銘柄保有だったようです。日本が成熟化しているので、あくまでグローバル展開をしており、長期的に着実に成長できる企業を選抜するというその運用方針と、過去のパフォーマンスから日本株の銘柄選定の参考にしつつ、保有もしています。

おおぶねJAPAN

 運用会社は農林中金バリューインベストメンツです。まだ設定されてから1年ちょっとという歴史の浅い投信ですが、アメリカ企業に投資している別ファンド「おおぶね」の時から、こちらの運用方針に賛同していることもあり、歴史が浅いにもかかわらず保有しています。運用方針は以下の通りです。

主として国内の金融商品取引所に上場されている株式に投資し、投資信託財産の中長期的な成長を目指す。運用にあたっては、徹底したファンダメンタル分析に基づく、持続的に価値を創造する企業への長期投資、および、投資先へのエンゲージメント活動により、長期的なリターンの獲得を目指す。株式への投資割合は、原則として50%超を維持することを基本とする。

(楽天証券該当ページより引用)

 月次レポートで投資先の分析や紹介をしており、こちらも読み物として面白いです。投資先は大体 80 社前後が目安のようです。

各ファンドのリターン・リスク等

 最後に各ファンドとインデックスファンドのリターン・リスク等をご紹介します。楽天証券からデータはピックアップしました。21/1/15 に更新されていた内容です。まずはリターン(年率)から。

投資信託6ヵ月1年3年5年
スパークス・
新・国際優良日本株ファンド
47.35 21.76 10.74 16.02
ひふみプラス42.42 21.23 4.97 14.26
農林中金〈パートナーズ〉
おおぶねJAPAN(日本選抜)
42.13 16.50 
<購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックス
41.71 9.37 1.86 7.97 
ニッセイ日経225
インデックスファンド
60.02 20.67 8.35 12.62 
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJPX日経400インデックス
43.31 10.70 2.46 7.87

 続いてリスク(年率)です。

投資信託6ヵ月1年3年5年
スパークス・
新・国際優良日本株ファンド
15.54 28.72 21.32 20.37 
ひふみプラス14.16 25.28 21.28 20.69 
農林中金〈パートナーズ〉
おおぶねJAPAN(日本選抜)
14.82 26.3
<購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックス
16.28 29.51 21.12 20.59
ニッセイ日経225
インデックスファンド
16.74 33.19 23.28 21.90 
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJPX日経400インデックス
16.63 29.32 20.94 20.56 

 最後にシャープレシオです。シャープレシオはリスクを調整した後の収益率で評価する方法の最も一般的な指標だそうです。シャープ・レシオの数値が大きいほど、小さなリスクで高いリターンを獲得できたと評価されます。

投資信託6ヵ月1年3年5年
スパークス・
新・国際優良日本株ファンド
2.58 0.83 0.59 0.83
ひふみプラス2.57 0.89 0.34 0.75 
農林中金〈パートナーズ〉
おおぶねJAPAN(日本選抜)
2.45 0.71
<購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックス
2.23 0.45 0.19 0.48 
ニッセイ日経225
インデックスファンド
2.90 0.73 0.46 0.65 
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJPX日経400インデックス
2.25 0.49 0.22 0.47

 この半年の日経225 の強さが際立ちますが、5年で見ると歴史の浅いおおぶねJAPAN以外の今回紹介したファンドは良好な成績を収めています。これまでの成績が今後も続くという保証はありませんが、運用方針に納得して投資をしていますのでインデックスに劣った場合はしょうがないですね。

 それでは、また。

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