金融緩和縮小後の投資を考える

投資の考え方

 年内に米国の金融緩和終了を予想する見方が増えてきているようです。21/8/25 の記事ですがゴールドマンが21年11月に金融緩和を縮小するのではと予測しているとのことです。

FRB、11月にテーパリング発表 縮小幅は150億ドル=ゴールドマン
米ゴールドマン・サックスは、米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)着手を発表する時期の見通しを11月に前倒しし、縮小幅は150億ドルになるとの見通しを示した。

 金融緩和を縮小すると米国の長期金利上昇が予想されます。米国の長期金利が上昇するとどのようなことが起きるでしょうか?素人ながら考えてみました。

  • 債券価格の下落
    長期金利が上昇すると今の債券の価値が下がるので、債券価格は下がります。
  • 米国株にも下落圧力か
    これまで債券の金利が低かったため、株が多少割高でも債券に投資するより利益が期待できるとして米国株に資金が集まってきていた側面があるようです。しかし長期金利が上昇すれば、どこかの段階で債券に資金が流れることが予想されます。そのため米国株もこれまでのような順調な伸びは期待できない、あるいは下落することにもなりそうです。ただ金融株については貸出金利が上昇するのでプラスになることが予想されます。
  • 金価格も下落か
    金利を生まない金も下落するかもしれません。債券を購入した方が金利収入が得られるからですね。ただインフレが進めば金価格にはプラスですので、金価格については金利とインフレ率の両方をフォローする必要があるのかもしれません。

 どちらかというと資産運用にはマイナスのことが多そうです。ただ株でいえばこれまでグロース株優勢でしたが、バリュー株の方がよいかもしれません。グロース株はもともと期待利回りが低くなっているので長期金利が上昇すると影響を受けやすいです。実際今年の春の金利上昇場面では、バリュー株がグロース株より優位でした。また金融株も選択肢としてあります。ただ既に株価は今年になってかなり上昇しているので市場は既に織り込んでいるかもしれません。この辺りは各自の判断ですね。あとは適当な時期に債券を購入し始めてもよいのかもしれません。ただまだまだ金融緩和縮小の開始時期なので、その時期は当分先だと思いますが。

 なかなか難しい局面になりそうです。Cash is King. 現金が一番となる時期なのかもしれません。

 それでは、また。

 I cross my fingers for you!

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