最近のグロース株、バリュー株のトレンドについて (20/12/18)

投資の考え方

 株にはいわゆるグロース株とバリュー株という言葉があります。これらの動向について調べ、今後の投資のヒントにしてみたいと思います。

グロース株、バリュー株とは

 グロース株、バリュー株については既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、ご存じのない方のために簡単にそれぞれの意味を説明したいと思います。グロース株とは業績の成長が著しい企業を指します。企業業績の成長が著しいため一般的には PER やPBR が大きいものとなります。数年後には今の買値でも適切な PER となることが予想されるからですね。米国株ではアマゾン、日本株ではMonotaro やエムスリーが挙げられるかと思います。一方バリュー株とは、その企業価値よりも株価が下がっている株のことを指します。低PER、低PBR の株ですね。米国株ですと通信株の AT&T 等があり、一般的には成熟産業の株が多いです。

グロース株とバリュー株のリターンの比較

Portfolio visualizer というサイトを使うと米国株の過去のリターンを検証することができます。今回はこちらを用いて、グロース株に投資するETF であるVUG、バリュー株に投資する VTV、そしてS&P500に投資する VOO の過去のリターンを比較することとしました。以下の portfolio 1 がグロース株ETF、portfolio 2 がバリュー株ETF、portfplio 3 が S&P500 に投資する ETF のリターンです。まずは2011年に10000ドル投資した場合の資産推移のグラフです。

 青色がグロース株ETF、赤色がバリュー株ETF、黄色が S&P500 ETF です。2017年付近まではこれらの間に大きな差はありませんでしたが、その後グロース株優位な状況が続いています。

 一年ごとのリターンで見てもその傾向は変わらないですね。2020年はグロース株のリターンが大きくプラスですが、バリュー株は以前マイナスに沈んでいるようです。ただ間近3か月は傾向が変わってきているようです。以下が2020年の各 ETF の月毎のリターンです。

 2020年1~8月までは一貫して portfolio 1 のグロース株優位な状況が続いていましたが、2020年9~11月は portfolio 2 のバリュー株優位な傾向になってきています。グロース株は割高感が目立っていますので、割安感の目立つバリュー株へ徐々に資金がシフトしてきているのかもしれません。

 以上、最近のグロース株、バリュー株の動向についてでした。ただ私の場合は市場にはトレンドがありますが、それに惑わされず自身の考えをもって投資をしていきたいですね。長期的に見て市場平均を上回れればと思っています。

 それでは、また。

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