どの資産のリターンが1番であったかは、どの時期を見るかで変わる

投資の考え方

 ここのところ米国株のリターンが良好ですね。割高感を感じておりますが未だに史上最高値を更新し続けており、勢いはなかなか衰えないですね。かくいう私も米国株にある程度投資をしているので、その恩恵に少し預かれています。リターンが良好なので自分は米国株が向いているのではと、とちょっと勘違いしてしまいました。蓋を開けてみればインデックスと大して変わらない成績です。これだけリターンがよいと確かに最近の米国株人気にもうなずけます。ただ歴史を振り返ると常に米国株のリターンが1番であったわけではありません。実際に様々なインデックスについて、my Index から過去のリターンとリスクを調べてみました。

S&P500

まずは S&P500 (配当込) です。

1年3年5年10年15年20年30年
リターン (%)42.617.619.219.610.68.19.8
リスク (%)14.720.117.317.419.218.618.1
S&P500 (配当込) の年率リターンとリスク

 リターンはかなり良好ですね。特にここ10年や5年のリターンは出色といってよいでしょう。リスクは大体 18% 前後とみておけばよいようです。

TOPIX (配当込)

次に日本株の代表的な指数 TOPIX (配当込) です。

1年3年5年10年15年20年30年
リターン (%)29.85.21010.93.44.21.6
リスク (%)1517.314.416.717.817.318
TOPIX (配当込) の年率リターンとリスク

 S&P500 に全く勝てていません。日本株はなかなか厳しい時代が続いているようです。

MSCI エマージング・マーケット・インデックス (円)

 こちらは新興国株式の代表的な指数です。大体S&P500 に負けていますが、実は20年のところを見るとこちらの指数が勝っています。

1年3年5年10年15年20年30年
リターン (%)26.57.812.57.86.19.77.3
リスク (%)13.52016.719.223.523.224
MSCI エマージング・マーケット・インデックス (円)の年率リターンとリスク

MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)

 日本を除く先進国の株式指数です。米国株を結構含むので、米国株と挙動は似ているかもしれません。米国株と比べると全敗ですね。

1年3年5年10年15年20年30年
リターン (%)41.814.616.715.88.27.37.8
リスク (%)15.219.716.617.419.618.717.5
MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)の年率リターンとリスク

 色々と指数を見てきましたが、おおむね米国株が No.1 であったようです。ただ新興国株式の MSCI エマージング・マーケット・インデックス (円) は20年リターンで S&P500 に勝っていました。なので常に米国株が No.1 ではない、ということは覚えておきたいところです。また過去の S&P500 のリターンを見ているとここ10年のリターンはかなり出色です。少し反動があるのでは、と疑いたくなってしまいます。その反動に備えられるのは分散投資ですね。株式か、債券か、株式でも地域を分散させるなど、色々な選択肢があります。市場が好調な今だからこそ、自身のリスクを見直しておきたいですね。

 それでは、また。

 I cross my fingers for you!

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